投資信託を解約すべき7つのタイミングと解約時の4つの注意点
そもそも、投資信託に投資をしている場合、 「解約」は一般的なことなのでしょうか?
そこで、 投資信託に投資をするときには、長期投資が基本 となります。一回投資信託を購入したら、数年間以上持ち続けることも一般的です。
2、投資信託を解約すべき場合とは?
ただ、投資信託にも、解約すべきタイミングがあります。
- リスクが許容限度を超えた
- 投資配分が崩れたので、リバランスしたい
- 資産配分を見直したい
- 利益確定
- 運用方針が大きく変えられた
- 純資産金額が大きく減少した
- 流行りがすたれた
3、投資信託を解約すべき 7 つのタイミングとは?
この章では、投資信託を解約すべき7つのタイミングについて解説します。
(1)リスクが許容限度を超えた
投資をするときの心構えとして、まずは 「 どこまでのリスクを取れるか 」を決めておく べきです。
そのようなとき、 潔く損切りして売却(解約)することが大切 です。
(2)投資配分が崩れたので、リバランスしたい
たとえば、債権と株式を 7:3 に設定したり、 5:5 に設定したりして投資を行うケースなどがあります。
その場合には、 増えすぎた資産を売り、減った資産を買い足して、バランスを取り直す 必要があります。
このことを、「 リバランス 」と言います。
(3)資産配分を見直したい
当初、自分のライフスタイルに応じて投資商品を設定・購入しても、 自分自身に変化が起こる ことがあります。
このようなときには、 資産配分の見直しが必要 となり、このことを「 リアロケーション 」といいます。
(4)利益確定
その場合、 基準価格が上がって目標を達成したら、迷わず売却すべき です。
このとき、「 これだけ上がったのだから、まだ上がるかも知れない 」と考えて売却を渋る方がおられますが、そうすると、反対に下がってしまい「 あのとき売っておけば良かった 」ということになりかねません。
また、 基準価額の 2 倍になったときに半分だけを売り、元手を回収する というテクニックもあります。そうすると、必ず元本を確保して、リスクを抑えて投資ができます。
(5)運用方針が大きく変わった
このような 大きな変更があると、今までの投資信託が、ニーズに合わなくなる可能性が高い です。
(6)純資産総額が大きく減少した
ファンドが効率的に投資を続けるには、 最低でも 10 億円程度の純資産 投資信託の解約はいつすべき が必要と言われています。
そこまで行かなくても、 類似のファンドに比べて運用成績が落ちているならば 、解約を検討した方が良い でしょう。
(7)流行りがすたれた
たとえば「新興国」「 IT 」「コモディティ」「エネルギー」など、投資信託にはその時代に応じた「流行り」があります。
確かに流行りのものに投資するのも良いですが、こうした商品は、 ブームが過ぎると急激に値下がりしてしまうことが多い です。
4、投資信託を解約する際の 4 つの注意点
この章では、投資信託を解約する際の注意点をご紹介します。
(1)解約できないクローズド期間
その期間のことを「 クローズド期間 」と言います。
クローズド期間のある投資信託は数としては多くないですが、自分が持っている投資信託に ク ローズド期間があるかどうか、チェックしておくべき です。
また、 海外資産に投資する商品の場合、投資先の国の証券取引所の休業日には解約できないケース もあります。
(2)解約から返金まで 3 日くらいかかる
商品にもよりますが、だいたい 3 営業日くらいはかかることが普通 です。
(3)基準価額
投資信託の基準価額は、 1 日 1 回算定されます。
利益が出たと思って解約すると、 解約が有効になるまでに基準価格が変わって損失になってしまうこともあり 、注意が必要 です。
解約の際、 信託財産留保額 の要否や金額を、確かめておきましょう。
5、投資信託の解約時にかかる税金は?
投資信託を解約すると、税金がかかります。
(1)特定口座
証券会社を利用する場合、「 特定口座 」にしていることが多いです。
(2)一般口座
投資信託の譲渡益にかかる税率は、源泉徴収される場合、一律で 20.315 %(所得税 15.315 % + 住民税 5 %) となっています。
また、 投資信託の解約はいつすべき NISA( ニーサ)や iDeCo( イデコ)などを利用していると、投資信託を解約しても、税金がかからないケースがあります。
6、投資信託を解約する方法
最後に、ネット証券である「SBI証券」を例として、投資信託の具体的な解約方法の手順をご紹介します。
まずは、 ID とパスワードを入れて、 SBI 投資信託の解約はいつすべき 証券のページにログインします。
↓
すると、すぐ下の列に「売却」があるので、それをクリックしましょう。
↓
まず、「売却方法」の欄から「解約」をチェックしましょう。
↓
内容を確認して、間違いがなかったら「注文発注」のボタンをクリックしましょう。
これで、投資信託の売り注文が完了し、解約が完了します。
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