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ダウ理論とは

ダウ理論とは
これが在庫循環のサイクルです。

【WSJで学ぶ経済英語】第186回 ダウ理論

A falloff by transportation stocks is traditionally seen as a warning signal for the broader stock market. According to the century-old Dow Theory, any lasting rally to new highs in the Dow Jones Industrial Average must be accompanied by a new high in transports. If not, broader stock declines may follow. So far this year, as transportation stocks have fallen, the airline and railroad companies have ダウ理論とは been some of the biggest decliners. That ダウ理論とは made JetBlue’s resilience even more significant. (6月11日)

輸送株の下落は以前から株式市場全体への警鐘と見なされている。ダウ理論によると、ダウ工業株30種平均が高値を更新し続けるいかなる取引でも、ダウ輸送株平均の高値更新が伴わなければならない。それが果たせない場合は、全面的な株安につながる恐れがある。今年に入ってから、輸送株の中でも航空株と鉄道株の下げが目立っている。これがジェットブルーの底堅さを一層際立たせていた。

【キーワード解説】

世界金融経済危機終了後の水準から約8割上昇し、1万8000ドル近辺で推移する米国の代表的株価指数ダウ工業株30種平均。年初来の一時的な景気低迷を脱し、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが早ければ9月にもという見方が息を吹き返す中、今後の米株価が下げに向かうのではとの議論が高まりをみせ、そこで注目されているのが「Dow Theory=ダウ理論」だ。

ジェットブルー急落でダウ理論に再び注目集まる

ダウ理論」は、そもそもダウ工業株30種平均指数を共同考案したチャールズ・ダウ氏が1900年から02年にかけてウォール・ストリート・ジャーナルに書いた株式市場の解説を基に後に同僚らが体系化した株価動向の法則だ。その後さまざまな株価テクニカル分析方法が発表されたが、大半がこの「ダウ理論」を発展させたものだ。

ダウ理論」の基本法則は6つある。それらは「ダウ平均は経済事象だけではなく、国政選挙や政権交代などの政治現象から災害やテロなどの社会現象など森羅万象を織り込む」、「株価のトレンドは周期が1年超の『主要トレンド』、その調整にあたる3週から3カ月の『二次トレンド』、さらにその調整の『小トレンド』」などだ。

最近の株価でみるとこの指標は約150%で、過去20年の平均の119%を大きく上回っている。果たして「ダウ理論」と「バフェット指標」が示すように株価が下落するか注目される。

【表現のツボ】

今週は「any」と「every」との意味の違いの復習。例文の「any lasting rally to new highs…must be accompanied 」のanyをeveryに変えると意味がどう変わるか。everyは既にあるものが存在していてその「すべて」という意味なので、意味が狭まってしまう。

逆に「すべての喫煙者は周囲の人への副作用を忘れてはならない」なら「Every smoker must remember their smoking’s side effect to the people around」となり「Any smoker must remember~」とはいわない。

ダウ理論とは?投資の超基本原則をわかりやすく解説【株・FX】

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金融投資

そこで 今回は初心者の方でもわかりやすいようにダウ理論について解説していきます。

ダウ理論の概要

チャート

「ダウ理論」はアメリカのジャーナリストのチャールズ・ダウによって提唱された市場相場の理論です。

1. 価格はすべての事象を織り込む

「価格はすべての事象を織り込む」とは、 すべての出来事は相場に反映される ということです。

そして チャート自体を分析すること を「テクニカル分析」 と言い、 経済指標や要人発言、リアルで起きている事柄を考慮して値動きを分析すること を「ファンダメンタルズ分析」 と言います。

・ファンダメンタルズ分析
相場が動く背景を掴む

・テクニカル分析
相場が暴落する兆候などをチャートから読み取る
リアルの出来事はチャートに反映され済みか確認する

2. トレンドには3種類ある

トレンドとは「市場の動向」のことです。

サイクルはトレンドが発生してから終了するまでの期間です。

ダウ理論(トレンド3段階)

3. 主要トレンドは3段階からなる

※投資家の種類
Aランク投資家:超有能投資家
Bランク投資家:そこそこ有能投資家
Cランク投資家:初心者や一般投資家

ダウ理論とは 先行期

市場状況: 市場価格が下落してすべての「売り材料」が相場に織り込まれ済み

取引状況: Aランク投資家が「底値買い」をする

追随期

市場状況: 市場価格が徐々に上昇している

取引状況: Bランク投資家が「買い」を入れる

利食い期

市場状況: 市場価格が大きく上昇している
→先行期で「買い」を入れたAランク投資家が「売り」に入るのですぐに上昇が弱まる ダウ理論とは

取引状況: 初心者や一般投資家が「買い」を入れる

4. 価格は相互に確認されなければならない

例えば、ある通貨ペアでトレンドが発生したら関連性の高い通貨ペアやインデックスでも同じようにトレンドが確認できるということです。

つまり 関連のある複数の指標でトレンドが確認される ということです。

5. トレンドは出来高でも確認されなければならない

出来高というのは取引の総量を指します。

そしてこの 取引の総量が多ければ多いほど値動きへの影響も大きくなります。

逆に、相場が上昇局面でも取引の総量が少ない場合は、買いたい人が多いというよりも売りたい人が少ない、つまり 相対的に買いたい人が多いだけ ということになります。

チャート分析の基本がわかるダウ理論の全知識

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その分析の考え方は今でも株式・為替・コモディティ・債券相場などのチャート分析の基本として利用されています。

1-2 平均株価と景気の関係について

1-3 ダウ理論の6つの法則(ダウ理論の6つの考え方)

1-3-1 平均は全てを織り込む

・需要と供給の変化により価格が変動している
・需要と供給の変化は今までに起きているあらゆる事柄の影響を受ける
・今までに起きているあらゆる事柄の影響を受けることにより価格が変動している

1-3-2 トレンドには3種類ある

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まず、3種類のトレンドの話をする前に相場のトレンドって何かについてです。
トレンドは相場の方向性のことで上昇トレンドと下降トレンドがあり、上昇トレンドは下値が切り上がって推移、下降トレンドは上値が切り下がって推移している状況になります。

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・プライマリートレンド・・・・・1年以上で数年間続く長いトレンド
・セカンダリートレンド・・・・・数週間から数ヵ月続くトレンドでプライマリートレンドの修正的な動き
・マイナートレンド・・・・・3週間未満の短いトレンド

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これが在庫循環のサイクルです。

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また、内閣府は日本の景気循環に関して以下のように発表しています。
(出所:wikipedia)

1-3-3 プライマリートレンドは3段階で成り立っている

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第3段階
新聞の見出しが大きくなり、一般投資家が市場に参加し出来高が急増 先行型の投資家は利食いし始める

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株を買う場合でもなにかのブームに関しても人間にはこのような行動の傾向があるということです。
マーケティング的な考え方を1900年頃にしていたダウって天才かもです。

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ちなみに、下落相場の場合は下の図ような3段階になっています。

1-3-4 工業株平均と鉄道株平均は同じような動きになる
(2つの平均は相互に確認できなければならない)

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もともと景気循環を考える上で、ダウは景気動向と工業株平均株価と鉄道株平均株価の動きが同じトレンドになっていなければいけないということです。

1-3-5 価格と出来高は相互に確認できなければならない

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1-3-6 トレンドは明確な反転が確認できるまで続く

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トレンドの反転シグナルというものがあります。具体的には下のような価格の動きになります。

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以前、WintonCapitalの運用担当者の一人にお会いする機会があり、
「トレンド転換はどうやって確認しているのか?トレンド転換のタイミングやトレンド転換の価格水準などは予測しているのか?」
と質問したところ、
「トレンドが変化するタイミングや価格水準は予測しておらず、トレンドが続く限りポジションをホールドし、トレンドの変化が確認できたら決済するといった手法です。やってることは、移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスと同じようなことです。」
との回答でした。

1-3-7 終値が重要

ここまでの6つに加えて、もう1つがこの 終値が重要 だということ。
始値、高値、安値、終値とありますが、一番重要なのは終値だということです。
その理由は、
・一番現在に近い価格
・最終的に市場に参加している投資家が合意した価格
・終値以外の価格は取引数量が少ない可能性がある=市場に参加している多くの投資家が合意した価格では無い
※為替や指数などは取引自体されていない気配値という場合もある
などになります。

2 ダウ理論で相場のトレンドを読む方法と実際の取引例

2-1 トレンドライン

20161130_12

ステップ1
チャートの高安の推移からトレンドを確認する
下のチャートの水色のトレンドラインから下降トレンドだったと判断できる
ステップ2
トレンドラインなど価格が超えたら取引をする(赤い矢印)
下のチャートの水色のトレンドラインを上回ったタイミング
また、下降トレンドラインの赤い丸印で示した価格を上回ったタイミング

2-2 移動平均線

ステップ1
移動平均線の傾きと位置から相場のトレンドを確認する
下のチャートではそれぞれの移動平均線が上昇から下降に変化しつつあり
上昇トレンドが変化してきていることがわかる
ステップ2
価格が終値ベースで移動平均線を超えたら取引をする
黄色い丸印の高値を付けた後これを上回ることなく、下向きに変化しつつあるそれぞれの移動平均線を
価格が下回った矢印のタイミング

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