ストキャスティクスがMACDの強いトレンドと逆のシグナルを出したときにトレンドの押し目(戻り)とみなして、強いトレンド方向へのエントリーチャンスと考えます。 ストキャスティックス
「ハイローオーストラリア」ストキャスティクスの設定方法や組み合わせってわかり辛いかも
ストキャスティクス
英語ではStochastic oscillator 主に株価のテクニカル分析で使用される事が多い指標。
米国のチャート分析家ジョージ・レーン(George Lane)によって1950年代に考案されたテクニカル指標。オシレーター(値幅分析)系指標の一種。
逆張りの投資手法において、よく用いられる指標である。その一方で相場に明確なトレンドが出ているときは指標が天井または底に張り付いたままとなってしまう性質があるため、逆張り手法が全く機能しない時間帯がある点に注意する必要がある(これは全てのオシレーター指標に言えることでもある)。
%K、%D、Slow%Dという3つの数値を使用する。Slow%Dは%SDやSDと表記されることもある。
%Dラインがより重要であり、主要な相場転換シグナルを発する。
変化に対する敏感さは、%K > %D > Slow%D の順である。%Kと%Dの組み合わせをファースト・ストキャスティクス (fast stochastics)、%DとSlow%Dの組み合わせをスロー・ストキャスティクス (slow stochastics)という。
WIKI
めちゃくちゃ簡単に説明すると、相場の転換点を見るための指標と言っていいでしょう。
ストキャスティクスの設定方法
- %K期間「5~9」
- %D期間「3」
- スローイング「3」
- 移動平均線の種別「Simple」
基本的な設定方法としては、ほとんどデフォルトで、スローイングの部分だけを変更したものです。「OK」を押すと設定が完了します。
基本的な利用をする際は、 スローストキャスティクスを利用するのがいい のでは無いかと思います。
ストキャスティクスの見方と利用してみてわかる事
ストキャスティクスを表示させるとお分かりになる方も多いかもしれませんが、「80」と「20」にラインがあります。
ちなみに、買われ過ぎている場合は、「下降」のサイン。売られ過ぎている場合は「上昇」のサインとでもあるのですが、あくまでも「サイン」であると覚えておいてください。
ストキャスティクスの基本的な使い方として、 2本のラインの「クロス」を見て流れの転換を予想 します。
上記のサインも用いて考えてみると、よりフェイクに掛かる可能性が下がるので、そちらの方となる可能性は高いと言えるでしょう。
ストキャスティクス【ディナポリ式MT4】弱いトレンドを認識するためのオシレーター
ディナポリ手法において、ストキャスティクスは一般的なシグナル利用法と真逆になるという衝撃の事実をご存知ですか?
ストキャスティクスがMACDの強いトレンドと逆のシグナルを出したときにトレンドの押し目(戻り)とみなして、強いトレンド方向へのエントリーチャンスと考えます。
【ディナポリ式】MT4インジケーター徹底解説・セットアップ講座
ストキャスティクス
ストキャスティクスとは?
日本でもよく知られているオシレーター指標「ストキャスティクス」ですが、正式には 「Stochastic Oscillator(ストキャスティック・オシレーター)」 といいます。
「Stochastic(確率論的)」と呼ばれるのは、単なる移動平均線の組み合わせではなく、 現状のプライスが一定期間の高値および安値と比較して、どの水準にあるかをパーセンテージ(%)で認識することを目的としている からです。
オシレーター指標に分類されますが、Oscillatorは振動するもの、振り子という意味で、 ストキャスティックス 一定の振り幅(0~50~100の範囲)で往来を繰り返す特徴を持ったインジケーター です。
ストキャスティクスの一般的な利用方法
ジョー・ディナポリの利用法は全く異なりますが、 日本では、下記のような利用法が一般的 です。
- 買いゾーン(20%以下)で、「%D」が「スロー%D」をゴールデンクロスしたら買いサイン
- 売りゾーン(80%以上)で、「%D」が「スロー%D」をデッドクロスしたら売りサイン
ゴールデンクロス(Golden Cross) 、 デッドクロス(正しくはデスクロス:Death Cross) は、英語のテクニカル分析の文献にも出てきますので、和製英語ではなさそうです。
しかし、 ゴールデンクロスはブルマーケット(強気相場)が長く続いている状態 、 デスクロスはベアマーケット(弱気相場)が長く続いている状態 という定義であり、売買シグナルにまで発展させて説明する文献は見つかりませんでした。
日本のトレーダーを思考停止させる恐ろしい呪縛
日本のトレーダーは、売買シグナルの発生を非常に単純なルールで頻繁に認識 し、「この売買シグナル(ロジック)をEA(MT4の自動売買システム)で運用すれば年利100%超」などの詐欺的な広告に簡単にだまされてしまいます。
優位性がありそうな売買シグナルを重層化すれば勝てる訳ではなく、 本質的な相場攻略法を自分の頭でちゃんと考えることが重要 です。
ディナポリ手法の全5回で紹介した 複数のインジケーターを多面的に検証 し、 現状の相場の実体を立体的に正確に把握 し、 優位性が高いトレード体系を構築 すべきです。
ディナポリのトレード手法で、最も単純かつ非常に勝率が高い「ブレッド&バター」であったとしても、 EAのロジックに簡単に落とせるようなものではなく、AIレベルに高度 だとご理解ください。
- オシレーター指標の買われ過ぎ・売られ過ぎシグナルで、安易に逆張りトレードを仕掛ける
- ゴールデンクロス・デッドクロスの発生を売買シグナルとして、よく考えずに仕掛けを行う
- 自分の判断より、自称専門家が作った自動売買システムのほうが優秀だと信じている
ジョー・ディナポリの考え方
ディナポリ手法の考案者であるジョー・ディナポリは、オシレーター指標とストキャスティクスについて下記のように述べています。
下記の書籍のP135およびP137からの引用です。
参考 ディナポリの秘数 フィボナッチ売買法 トレーダーズショップ - 日本最大の投資家向け専門店 オシレーター指標について
ストキャスティックスは、トレーダーの持つ手法のなかで常に誤用されがちな指標のひとつ となっている。トレーダーらは通常、 75%以上になれば買われ過ぎ、25%以下になれば売られ過ぎと考える。これは、考案者のジョージ・レインの教えではない し、ストキャスティックス・ポップ・インディケーター(ジェイク・バーンスタイン著『ショートターム・トレーディング・イン・フューチャーズ[Short Term Trading in Futures]』)に関するジェイク・バースタイン氏の研究が示すものとはまったく正反対なのだ。事実、ジェイクの研究によれば、 強い相場の変動の50%は、75%と25%のバリアをクロスしたあとで発生している のである。(中略)
新米のトレーダーにとってもっと複雑な問題は、トレンドを形成している市場では通常、継続中のトレンドの典型的なリトレイスメント(押し・戻り)の局面でも、ストキャスティックスがこの極端な(75%と25%の)水準に達することはめったにないという事実だ。 この水準まで達するのを待っていては、大きな下落トレンドにあっては売る機会はないだろうし、大きな上昇トレンドにあっては買う機会はないだろう 。
ストキャスティクスはMACDと組み合わせて使用する
- MACDで長く強いトレンドを認識する
- ストキャスティクスがMACDのトレンドと逆のシグナルを出したときに、トレンド方向にエントリーするチャンスと捉える
- セットアップ講座Vol.4で述べたディナポリ式フィボナッチ・リトレースメントの31.8%の押し目(戻り)を待ってエントリーする
- ストキャスティクスのゴールデンクロスはスルーする
- ストキャスティクスのデッドクロスで買いエントリーを考える
MT4デフォルトのストキャスティクスとディナポリ式の違い
- MT4の標準パラメータ設定
%K:5 %D:3 SlowD:3 - ディナポリ式のパラメータ設定
%K:8 %D:3 SlowD:3
正確なディナポリ式パラメータについて
MT4では単純移動平均線を使いますが、ディナポリチャートではかなり特殊な「修正移動平均線(MAV)」で平滑化を行います。
それはMT4の設定の選択肢にないため、デフォルトの単純移動平均(Simple)を使用しています。
「Smoothed」という選択肢もあるのですが、MACDで単純移動平均を使用しているので、ストキャスティクスもそれに合わせています。
MT4でのパラメータ変更方法
たった30秒で設定完了する3ステップ
MT4の画面の左上にあるプルダウンメニューから「Stochastic Oscillator」というインジケーターを挿入します。
「挿入」>「インディケータ」>「オシレーター」>「Stochastic Oscillator」
「パラメーター」タブがデフォルトで開きます。
赤枠で囲った部分のみ、数字を変更 してくだださい。
「OK」をクリックして完了 です。
あっと言う間にディナポリ・ストキャスティクスの設定が完了しました。
「%D」がメインでLightSeaGreenの実線 で、 「スロー%D」がシグナルでRedの点線 になります。
パラメータの確認や修正が必要な場合
MACDのパラメータ設定画面を閉じてしまった場合、下記の方法で開き、パラメータの確認や修正を行います。
参考 パラメータの修正が必要な場合 【MT4無料インジケーター】3本のDMA(ずらした単純移動平均線) | ディナポリ式Vol.1 「Moving Average」の例になりますが、サブウィンドウの「Stochastic Oscillator」に読み替えてください。
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完成したディナポリチャートを使用した詳細なトレード戦略については、 【無料】全65ページのFXトレードマニュアル にまとめましたので、今すぐ!入手してください。
上野ひでのり
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ストキャスティックス MACD(マックディー)【ディナポリ式MT4】強いトレンドを認…
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上野ひでのり 株式会社ネクストコンサルティング 代表取締役 FXトレーダー・仮想通貨投資家 早稲田大学第一文学部心理学専修卒業 米国NLP協会認定NLPプラクティショナーで投資家心理の専門家
ストキャスティクス【ディナポリ式MT4】弱いトレンドを認識するためのオシレーター
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ストキャスティクス
ストキャスティクスとは?
日本でもよく知られているオシレーター指標「ストキャスティクス」ですが、正式には 「Stochastic Oscillator(ストキャスティック・オシレーター)」 といいます。
「Stochastic(確率論的)」と呼ばれるのは、単なる移動平均線の組み合わせではなく、 現状のプライスが一定期間の高値および安値と比較して、どの水準にあるかをパーセンテージ(%)で認識することを目的としている からです。
オシレーター指標に分類されますが、Oscillatorは振動するもの、振り子という意味で、 一定の振り幅(0~50~100の範囲)で往来を繰り返す特徴を持ったインジケーター です。
ストキャスティクスの一般的な利用方法
ジョー・ディナポリの利用法は全く異なりますが、 日本では、下記のような利用法が一般的 です。
- 買いゾーン(20%以下)で、「%D」が「スロー%D」をゴールデンクロスしたら買いサイン
- 売りゾーン(80%以上)で、「%D」が「スロー%D」をデッドクロスしたら売りサイン
ゴールデンクロス(Golden Cross) 、 デッドクロス(正しくはデスクロス:Death Cross) は、英語のテクニカル分析の文献にも出てきますので、和製英語ではなさそうです。
しかし、 ゴールデンクロスはブルマーケット(強気相場)が長く続いている状態 、 デスクロスはベアマーケット(弱気相場)が長く続いている状態 という定義であり、売買シグナルにまで発展させて説明する文献は見つかりませんでした。
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ディナポリ手法の全5回で紹介した 複数のインジケーターを多面的に検証 し、 現状の相場の実体を立体的に正確に把握 し、 優位性が高いトレード体系を構築 すべきです。
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- オシレーター指標の買われ過ぎ・売られ過ぎシグナルで、安易に逆張りトレードを仕掛ける
- ゴールデンクロス・デッドクロスの発生を売買シグナルとして、よく考えずに仕掛けを行う
- 自分の判断より、自称専門家が作った自動売買システムのほうが優秀だと信じている
ジョー・ディナポリの考え方
ディナポリ手法の考案者であるジョー・ディナポリは、オシレーター指標とストキャスティクスについて下記のように述べています。
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参考 ディナポリの秘数 フィボナッチ売買法 トレーダーズショップ - 日本最大の投資家向け専門店 オシレーター指標について
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MT4デフォルトのストキャスティクスとディナポリ式の違い
- MT4の標準パラメータ設定
%K:5 %D:3 SlowD:3 - ディナポリ式のパラメータ設定
%K:8 %D:3 SlowD:3
正確なディナポリ式パラメータについて
MT4では単純移動平均線を使いますが、ディナポリチャートではかなり特殊な「修正移動平均線(MAV)」で平滑化を行います。
それはMT4の設定の選択肢にないため、デフォルトの単純移動平均(Simple)を使用しています。
「Smoothed」という選択肢もあるのですが、MACDで単純移動平均を使用しているので、ストキャスティクスもそれに合わせています。
MT4でのパラメータ変更方法
たった30秒で設定完了する3ステップ
MT4の画面の左上にあるプルダウンメニューから「Stochastic Oscillator」というインジケーターを挿入します。
「挿入」>「インディケータ」>「オシレーター」>「Stochastic Oscillator」
「パラメーター」タブがデフォルトで開きます。
赤枠で囲った部分のみ、数字を変更 してくだださい。 ストキャスティックス
「OK」をクリックして完了 です。
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「%D」がメインでLightSeaGreenの実線 で、 「スロー%D」がシグナルでRedの点線 になります。
パラメータの確認や修正が必要な場合
MACDのパラメータ設定画面を閉じてしまった場合、下記の方法で開き、パラメータの確認や修正を行います。 ストキャスティックス
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【エクセル初心者でもできる‼】エクセルでストキャスティクスを作成し、分析する方法を解説‼スローストキャスティクスとファストストキャスティクスの両方紹介します! コピペも可‼‼(エクセル分析 第10弾)
為替分析
為替分析 ストキャスティックス 第9弾ということで、今回は、 エクセルでストキャスティクスを作成し、 分析 する方法 ストキャスティックス について解説していきたいと思います。
言い忘れていましたが、これは、 MT4からエクスポートしてきたcsvファイルを使用する ので、 MT4からエクスポートをしていないという方は、下の記事を読んでエクスポートしてください。
ストキャスティクスとは
ストキャスティクスとは、RSIのように、 相場の過熱感 (買われすぎ、売られすぎなど)を分析する上で、 非常に人気が高いオシレーター系のテクニカル指標 で、 日本や海外でもとても人気が高い テクニカル指標です。
今回の記事では、そんな ストキャスティクスをエクセルで実装する方法 について解説していきたいと思います!
ストキャスティクスの計算式
ストキャスティクスには、2種類あり、 「ファストストキャスティクス」 と、 「ストキャスティクス」 の2つがあります。
しかし、基本的に使われるのは、 「ファストストキャスティクス」 ではなく、 「ストキャスティクス」 のほうです。
なぜなら、このページの下のほうで解説する 「ストキャスティクスの分析方法」 の先取りになりますが、ストキャスティクスは 「20を割ると売られすぎ」 、 「80を超えると買われすぎ」 という分析をします。
しかし、ファストストキャスティクスだと、 あまりにも短期的な動きに引っ張られやすい ため、 下のように、ダマシに会いやすいです。
ファストストキャスティクスの計算式
H:(当日終値 – 直近N日間の安値)のX日間単純平均
L:(直近N日間の高値 ストキャスティックス – 直近N日間の安値)のX日間単純平均
下の図でいうと、 ストキャスティックス 黄色が%Kで、緑が%D となります。
本来なら 赤い丸 ストキャスティックス で囲ったところからは、 下に落ちないといけない はずなのに、 どちらも上に上がってしまっています。
スローストキャスティクスの計算式
Slow%K=%D = (H ÷ L) ×100
H:(当日終値 – 直近N日間の安値)のX日間単純平均
L:(直近N日間の高値 – 直近N日間の安値)のX日間単純平均
Xには3が使われることが多いです。
スローストキャスティクスでは、この内、 Slow %Kと、Slow%Dを使って分析していきます。
ストキャスティクスの作成
※今からエクセルでストキャスティクスを作成するうえで登場する「C行」は始値を、「D行」は高値を、「E行」は安値を、「F行」は終値を表しています。
ストキャスティックスは逆張り指標ではない?
金ヶ島をワタル方法
ストキャスティックス(Stochastics)とは
ストキャスティックスが我々にもたらしてくれるものは、買われすぎ・売られすぎ指標ではなく、価格の強さ・勢いになります。
現在の位置がトレンドの継続する場所なのかどうかを判断するのに適します。
なぜストキャスティックスは逆張り指標ではないのか①
%K=(70-20)/(100-20)×100=50/80×100=62.5%となります
つまり、今日の株価は1日の値動きを通して62.5%の高さの所にいるので株価は上昇した。と判断されます。
ストキャスティックスは始値を定義していないため、 ローソク足の形は考慮されません 。あくまで高値と安値の間のどこかに今日の終値があって、それが上の方にあるのか。あるいは下の方にあるのかを 数値0~100を表示してトレンド状態を把握する運動量オシレータ に過ぎません。
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